吉本新喜劇の佐藤太一郎(45)小西武蔵(41)が24日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で、吉本新喜劇次世代公演「新・新喜劇 in なんばグランド花月」を開き、2人がリーダーを務めた。

2人は、新喜劇の間寛平GM(73)が若手座員からスターを育てるべく、昨年4月から始めた「吉本新喜劇セカンドシアター」で公演を成功させるなどし、その“ごほうび”として、聖地・NGKでの今回の上演に至った。

公演には新座長就任が発表されたばかりの吉田裕(43)も出演しており、エンディングで紹介。そこへ、寛平GMもサプライズで登場した。寛平は「一番は、お客さんを大事にせえよといつも言ってる」と言い、この日のリーダーを務めた佐藤、小西をねぎらった。

その後、寛平は5月30日~6月5日、京都・よしもと祗園花月で、2人がリーダーの1週間公演開催を発表。佐藤は「やったー! やったぞー!」と絶叫し、小西は深々と頭を下げた。

終演後には囲み取材にも応じ、佐藤は「ここ(NGK)を第1段階の目標にやってきたものの、お客さんがちゃんと来てくれるか不安だった」と吐露。ただ、チケットが完売したことで舞台に集中できたといい「客席から見えないパワーを感じて、それで暴れさせてもらえた。やりながら元気になっていった」と、笑みを浮かべた。

小西も「NGKの伝統、歴史に泥を塗ってはいけないというプレッシャーがあった」と振り返りつつも、その分「テンションが上がってる部分もあって、楽しくできた」と笑顔で振り返った。

そんな2人を見て、新たに座長に就く吉田は「見てもらったものが評価してもらえることがエネルギーになる。その背中を後輩の子たちも見て、いい活性化になっている。僕も負けていられない」などと気を引き締めていた。