TBSは29日、東京・赤坂の同局で定例社長会見を行った。同局佐々木卓社長は、22年度の所感を述べ、WBC侍ジャパンに感謝した。

開口一番「WBCですね。なんといっても」。続けて「とても興奮したし、最後の試合は泣きながら見ていました。霧が立ちこめていた心を晴らしてくれる日本の未来を明るくしてくれるような、団結して明るく元気に力を出し切れると、なんでもできるという勇気をもらったような気がして、本当に侍ジャパンのみなさんに感謝。野球というスポーツの素晴らしさにありがとうございますといいたい。日本の未来が明るくなった」と語った。

同局はテレビ朝日とともにWBCの日本代表戦を中継した。9日の初戦、中国戦で、平均世帯視聴率41・9％、10日の韓国戦で44・4％、21日の準決勝メキシコ戦で42・5％を記録。午前7時から放送された準決勝と、同時間帯にテレビ朝日系で放送された決勝アメリカ戦をともに午後7時から再放送し、それぞれ19・8％、22・2％と高い数字をマークしていた（関東地区、ビデオリサーチ調べ）。