ムツゴロウさんの愛称で親しまれた作家の畑正憲(はた・まさのり)さんが5日午後5時53分に心筋梗塞のため亡くなった。北海道中標津町の病院で息を引き取った。87歳だった。ムツゴロウさんが最高顧問を務めていた。日本プロ麻雀連盟が6日、訃報を受けて追悼のコメントを発表した。

「日本プロ麻雀連盟の最高顧問として長年麻雀界の発展に尽くされてきたムツゴロウさんこと作家の畑正憲さんが4月5日、心筋梗塞のために亡くなられました」と伝え、「ムツゴロウさんは競技麻雀の礎を築かれ、黎明(れいめい)期から麻雀の普及に尽力されました。選手としても数々のタイトルを獲得されるなどご活躍されてきましたが、突然の訃報に接し、ムツゴロウさんの、あの粘り強い麻雀がもう見られないのかと思うと残念でなりません」と悼んだ。

「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」と記された。