女優宮原華音(27)が15日、東京・池袋シネマ・ロサで、「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」(坂本浩一監督)の舞台あいさつに出席した。来場した約200人のファンを前に「私も自分の名前とか『ニンジャVSシャーク』で検索とかしてたんですけど、宮原華音、いつもと違う雰囲気だったってコメントがあって。少年からやっと女性に近づけたかなと思います」と喜んだ。

作中で宮原は、主演の平野宏周(24)演じる小太郎を足止めする女忍者の百園菊魔を熱演。「いつもは大体男勝り、少年、強い、笑わないとかが多いんですけど、菊魔もちょっと女性の気持ちというか、好きで、好きでたまらないのがちょっと見えたのかなって思いました」と語った。

題名は「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」ながら、宮原はストーリー上、サメとからむ機会がなかった。「サメ関係ないし、海にも入ってないので…次回があればサメとも戦いたいし、海とかも入りたいなって思ってます」と次回作出演にも意欲を見せた。

21日には東京・後楽園ホールで開催される立ち技打撃格闘技興行「RISE167」のチャレンジマッチ・フライ級(52キロ)で金子久美子(26)と対戦し、プロデビューを果たす。「キックボクシング団体のプロの興行に選手として出ますので、(21日)金曜日なんですけど、夕方の17時45分くらいから試合があります。まだチケットあるので、ぜひ応援来ていただけたらなと思います」と来場を呼びかけた。

イベントには平野、西銘駿、中村優一、坂本監督も出席した。

◆妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク 舞台は江戸時代。人里離れた沖津村の浜に村人の惨殺された死体が上がる。邪教集団・紅魔衆の首領・■鮫士郎(中村優一)は不老不死の力を得るために呪術を使い、サメを操る事によって、村で採れる真珠を強制的に村人から巻き上げていた。この状況に業を煮やした村長は、助太刀を頼むべく村外れの寺にいる用心棒の潮崎小太郎(平野宏周)に会いに行く。報酬とともにその仕事をいったん引き受ける小太郎だが、その行く手を菊魔(宮原華音)と名乗る女忍者が遮ってきた。村人の沙代(長野じゅりあ)をいけにえとして鮫士郎にささげようとする村長に反発する信助(西銘駿)とともに、鮫士郎に戦いを挑む小太郎だが、その前に現れたのは、この世の物とは思えない巨大なサメ。究極の忍者対サメのバトルが始まる。

◆宮原華音(みやはら・かのん)1996年(平8)4月8日、秋田・湯沢市生まれ、東京育ち。小2で両親の勧めで空手を始める。流派は国際松濤館。小4から国際松濤館の全国大会3連覇。小5では全日本少年少女空手道選手権大会(女子・組手部門、全空連主催)で優勝。中学でも空手は継続し、陸上部にも所属。12年度「三愛水着イメージガール」に最年少で就任。14年に「ハイキック・エンジェルス」で映画初主演。19年に日体大卒業。22年5月から立ち技打撃格闘技興行「RISE」のラウンドガール「R-1SE Force」としても活動中。現在の所属事務所は「FIRSTORDER AGENT」。170センチ。

※■は虫ヘンに離のフルトリを取る