俳優の太田基裕(36)が4日にブログを更新し、自身の体調不良により舞台が中止になった悔しさを吐露した。

太田は強い胃痛を発症し、出演舞台「演劇調異譚『xxxHOLiC』-續-」の東京と兵庫の全公演が中止になっていた。太田はブログで現在の心境をつづった。「今回、とある病が見つかり、出演させていただいていた舞台を飛ばしてしまった」と振り返り、「飛ばさざるを得なかった状態ではあったものの、迅速に判断を下してくれたプロデューサー、制作サイド、事務所社長には感謝しかない」と関係者に感謝を述べた。「稽古中から既に痛みがあり、何日か稽古を休み病院にいったり、しかし原因もわからず、不安の中、幕を開けた舞台だった」と稽古中から不調を感じていたことを明かしている。

「きっと神様がついてくれていると祈っていたが、その祈りは叶わなかった」という太田。「僕の事で、全ての歩みを止めてしまった事は今思い出しても申し訳なさが溢れてしまう。まだまだ見たい景色、見るべき景色がそれぞれのキャストスタッフにはあったはずだから。僕がそれを閉ざしてしまった」と吐露し、「本当に、すみませんでした」と謝罪した。その上で「今回、手術痕が体に刻まれ、こうして救われた生命なので、感謝して歩むしかないと思います。そしてゆっくり、しっかり恩返しをしていく」と今後の展望を示した。また、ファンに向けても「また元気な姿で舞台に立つ事が出来た時は会いに来てくれると嬉しいです」と呼びかけている。

太田は創作集団CLAMP(クランプ)の人気漫画を舞台化した「演劇調異譚『xxxHOLiC』-續-」で壱原侑子役を演じていたが、強い胃痛を発症したため、4月18日~23日に予定されていた東京公演、および28日~5月7日の兵庫公演の全公演が中止になった。現在は入院生活を送っている。今月3日に「先日、手術を終えました。今は、快方に向かっています」とツイッターで報告していた。