永瀬正敏(56)が17日、インスタグラムを更新。1993年(平5)に亡くなった、芥川賞作家の安部公房さんの小説を映画化した「箱男」に主演することを明らかにした。石井岳龍監督(66)がメガホンを取り、浅野忠信(49)と佐藤浩市(62)も出演する。

永瀬は「本日、カンヌ国際映画祭にてリリースされました」と、16日(日本時間17日)にフランスで開幕した世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭の場で発表されたことを明らかにした。そして「やります! 20数年の思いをこめて」と、並々ならぬ意気込みを示した。永瀬の投稿には、浅野も「最高です!」とコメントを寄せた。

「箱男」は、安部さんが73年に刊行した描き下ろし長編小説で、段ボール箱を頭から腰までかぶって、のぞき窓から外を見て都市をさまよう男の物語。製作は日本のハピネットファントム・スタジオが行うという。

英国の映画メディア「スクリーン・デーリー」電子版は、安部さんの生誕100年を迎える、24年の公開を予定していると報じた。