フジテレビ系列28局とビーエスフジが協力し、厳しい環境で暮らす世界の子どもたちのために支援活動を行っている「FNSチャリティキャンペーン」に、フジテレビと同じ東京・港区にある、東京港醸造が「純米吟醸原酒 江戸開城 Sustainable Sake」の売り上げの一部を寄付することになった。

「Sustainable Sake」は、代表取締役杜氏(とうじ)の寺澤善実氏が無洗米醸造法に取り組み、洗米で使用する水や、排出するとぎ汁を10分の1に削減。地球に優しい日本酒は15年9月に国連サミットで採択されたSDGsの精神にも合致している。

「Sustainable Sake」は東京港醸造のホームページで購入できる。寺澤氏は「世界が一丸となり取り組んでいるSDGsの精神を、無形文化遺産(文化庁)の酒造りに生かさないかと考えたのが、無洗米醸造法です。是非、お試しくださいませ。純米吟醸原酒 江戸開城 Sustainable Sakeの売り上げの一部をFNSチャリティキャンペーンを通して、パキスタンの子どもたちのために役立てることをうれしく思います」とコメントした。

「FNSチャリティキャンペーン」はSDGsに先駆け、ユニセフと組んで半世紀も前から、地球規模で子どもの貧困、飢餓、健康、衛生、教育等の課題に取り組んできた。毎年度、支援国を決め、「めざまし8」などの情報番組などで、視聴者に募金への協力を呼びかけ、20~22年度は3年連続で、世界最貧国の1つといわれるモザンビーク共和国を支援。本年度は、昨年6月のモンスーンで国土の3分の1が水没する被害を受けたパキスタンの子どもたちを支援していくという。