韓国の8人組ガールズグループfromis_9(プロミスナイン)が5日、初のフルアルバム「Unlock My World」のメディアショーケースを行った。

昨年6月にリリースした5枚目のミニアルバム「from our Memento Box」以来、約1年ぶりのカムバックとなった。リーダーのセロム(26)は「約1年ぶりに帰ってきました。長い時間、一生懸命準備したので、たくさんのご声援よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

アルバムは、他人が思う理想的な姿を脱ぎ捨て、「本当の自分」として「自分の世界をアンロック(unlock)」し、新しい世界に向かって進むという思いを詰め込んだ。メンバー全員が作詞に参加した「Eye Contact」や、4曲のユニット楽曲、計10曲で新しい姿を表現した。ユニットの振り分けについて、チェヨン(23)は「声、ビジュアルで見たときに曲のコンセプトに合うように考慮しました」と説明した。ソヨン(23)は「四季のようにさまざまな感性を感じられると思います」。

ジウォン(25)は「いろんなジャンルに挑戦して、幅の広がりをお見せしたいと思いました。孤独で悲しい一面から率直で飾らない姿まで、リスナーの皆さんに近づきたいという思いを込めました」と話した。ハヨン(25)は「fromis_9の新しいチャレンジ、挑戦に注目してほしいです。10曲全てに本当の気持ちを盛り込んだので、虹のように多彩なカラーを思い切り楽しんで感じて欲しいです」と言葉に力を込めた。

タイトル曲は「#menow」。飾らない今の姿を素直に見せて、相手ともっと近づきたいというメッセージを込めた曲。ナギョン(23)は「1度聞けば耳にずっと残るメロディーがいいです。私たちの本音が込められた歌詞もあります」と紹介した。

前作のタイトル曲「Stay This Way」では、音楽番組でキャリアハイとなる5冠を達成し、”サマークイーン”の称号を得た。今作も、同じサマーソングだが軽快なサウンドに自分たちの物語を盛り込み成長を示した。ジホン(20)は「私たちの曲の強みというのは、メロディーを聞いた時に胸がいっぱいになることだと思います」。ジソン(24)は「成長と私たちならではのカラーをお見せしたいです」と意気込んだ。

今作での目標について、セロムは「プレッシャーもあるんですけど、責任感を持って準備しました。詳しい成果について今お話しすのは慎重になりますが、自信と野望を持っているので、一生懸命活動して、良い結果がついてくることを期待しています」と話した。その上で「全ての花は咲く時期が違いますよね。fromis_9の花が咲くのは、今だと思います」と、さらなる開花に期待を込めた。

同グループは17年11月デジタルシングル「Glass Shoes」でプレデビュー。18年1月にミニアルバム「To.Heart」でデビューした。日本では17年11月にステージを披露。華麗なルックスと個性的な魅力で正式デビュー前から多くの人気を集めた。韓国ガールズグループでも屈指のビジュアルで、”全員がビジュアル担当”とも言われている。