テレビ朝日の定例社長会見が4日、東京・六本木の同局で行われた。

先月末、ニュースサイト「デイリー新潮」に同局男性社員からのセクハラ被害を女優が告発する記事が掲載されたことについて、篠塚浩社長は「報道された内容について、現在調査中です。事実関係を確認後、当該社員に対しては適切に対応する方針です」と述べた。

また同局社員が局内の備品を持ち出し、売却していたことなどを「週刊文春」が5月に報じたが、篠塚社長は「ノートパソコンなどの備品がなくなったと届け出があったことから詳細な社内調査を行った結果、当時当社社員だった人物が社外に持ち出し、販売していたことが判明しました」と認めた。

また「当人は直ちに事実を認め、反省の意を示しました」とし、全額を弁償した上で諭旨退職処分としたという。「社内でこのような不祥事があったことは大変遺憾。今後もコンプライアンスの徹底の徹底に務めてまいります」とした。