女優松岡茉優主演の日本テレビ系7月期ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(土曜、午後10時)の第1話が15日、放送され、世帯平均視聴率が6・5%(関東地区、速報値)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・9%だった。

松岡演じる化学教師が、卒業式の日に4階から自身を突き落とした生徒を探るべく始業式の日からさかのぼって真相を突き止めていくオリジナル作品。19年に人気を博した同局系「3年A組-今から皆さんは、人質です-」と同じプロデューサーと監督が手がけ、松岡は教師役初挑戦。今回は“D組”が舞台で、生徒役にも芦田愛菜、加藤清史郎、AKB48本田仁美ら注目の若手俳優30人が出演している。

▼第1話あらすじ

鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈(松岡茉優)は、涙一つ流れぬ卒業式を迎えていた。さまざまなハラスメントや人間関係に配慮が必要、そしてたった一つのミスが人生を180度変えてしまうこの時代に、九条は教師としてただただ適切な距離と適切な判断を選ぶだけの1年を過ごした。そんな1年に感動や感傷の思いはない。そこにあるのは無事に1年を終えたことに対しての「安堵(あんど)感」だけであった。巣立つ生徒を上階の吹き抜け廊下から見つめる九条。青く澄んだ空を見つめ、心にある葛藤を吐き出すようにため息をもらし、職員室へ戻ろうとしたその時。九条の背中に強烈な衝撃を受ける。

上階から落下する九条。慌てふためく中、その視界に入ってきたのは、自分の背中を押したであろう何者かの「生徒の手」であった。その「犯人の手元」には“D組 卒業おめでとう”と記された深紅のコサージュが。「…私は生徒に殺された」。そう理解し、まさに地面に着きそうになったその瞬間…ハッ! と目を開けると、なぜかそこは3年D組の教壇の前であった。