英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が、米音楽配信大手スポティファイとの2000万ドルといわれる契約が打ち切られたショックから7月4日の独立記念日に予定していたパーティーを直前に中止したと英ニュー・マガジンが報じた。

同誌によると、夫妻は米カリフォルニア州モンテシートの自宅に友人らを招いて大規模なホームパーティーを行うことを計画していたが、3日前に中止を決めたという。独立記念日当日は、自宅近くで行われたパレードを見学する一家の様子が目撃されていた。

妃は中止する以外に選択肢がなかったと関係者は述べており、すでにあずまやを建てるなどパーティーの準備が進められる中での土壇場での中止だったと伝えている。スポティファイは、6月15日に両者合意の上で契約を終了することを発表していた。しかし、スポティファイの幹部から「詐欺師」と呼ばれるなど、事実上の契約打ち切りだと言われており、夫妻は経済的な問題に直面していることも取り沙汰されるなど、動揺を隠せずにいることが伝えられていた。

夫妻を巡っては、昨年9月に死去したエリザベス女王の葬儀に参列した際にバイデン米大統領と政府専用機で一緒に帰国したいと申し出るも拒否されたことや、今年1月にヘンリー王子が出版した回顧録「スペア」が欧州のリゾート地で大量廃棄されていることなど、このところネガティブなニュースが相次いで報じられている。ホワイトハウスは夫妻と関わることで王室との関係に影響を及ぼすことを懸念したと伝えられているが、ニューヨーク・ポスト紙はスティーブン・スピルバーグ監督や大物司会者オプラ・ウィンフリーらハリウッドの重鎮らも夫妻から距離を置いて関わらないようにしていると報じている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)