伊藤沙莉が主演するテレビ朝日系ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(火曜午後9時)の第4話が1日に放送され、平均世帯視聴率が7・5%(関東地区、速報値)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・2%だった。

前回の世帯は9・2%、個人は5・4%だった。

家の明け渡しや貴金属の差し押さえなど、裁判所で出された結論が実現されない場合、それを強制的に執行する「執行官」を題材にした物語。伊藤は、織田裕二ふんする執行官の小原樹に「犬に好かれる能力」を買われ、執行補助者となる吉野ひかりを演じる。伊藤のゴールデン帯連ドラ初主演作となる。

◆第4話のあらすじ

小原から「執行官」という仕事に対する思いを聞いたひかり。人の人生の極限状態に向き合い続ける現場に「胸がざわざわ」してしまったひかりは、これっきりで執行補助者の仕事を辞めたいと打ち明けるが、小原は「その心は執行に大事なものなのではないかと思う」と話し、「気が向いたらまたざわざわしよう」と言い残して、立ち去っていく。

程なくして、ひかりが住むアパート「サニーハイツ青柳」の空き室に、執行官室事務員の栗橋祐介(中島健人)が引っ越してくる。ひかりは、銀行員だった栗橋がなぜ今の仕事に就いたのかを聞く。

その頃、小原は2人の保育園児を持つシングルマザー、山家佳菜江(さとうほなみ)の執行に向けて調査を進めていた。

美しくも怪しい佳菜江の所在がなかなかつかめず、さらには立会人の須賀川悟(モロ師岡)が現場に来られないと聞いて途方に暮れていた小原の前に、大きな犬を連れたひかりが現れる。「もう少し執行官の仕事を知ってみたい」という言葉に、天にも昇る気持ちになった小原は、ひかりを今回だけ特別に「立会人」として、佳菜江の執行の現場に連れていくことにする。

佳菜江の娘のミナとナナを使って家まで案内させたことに心苦しさを感じつつも、自宅の金品の差し押さえを開始する小原。一方のひかりは、佳菜江から借金をすることになってしまった経緯を聞き、なぜか共感。小原は美しい佳菜江に心が揺らぐも、実はとんでもないうそつきママであることが判明する。さらに差し押さえ品の売却期日に、まさかの事態が起こってしまう。