沢口靖子が主演するテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女 season23」の初回2時間スペシャルが16日午後8時から放送され、平均世帯視聴率が9・6%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・4%だった。

シリーズスタート25年目を迎えた科学捜査ミステリードラマ。今シーズンから放送枠を水曜午後9時に移して放送する。榊マリコ(沢口)、土門薫(内藤剛志)、君嶋直樹(小池徹平)、風丘早月(若村麻由美)、宇佐見裕也(風間トオル)らレギュラーキャストが出演する。

◆初回のあらすじ

インテリアショップの経営者宅に2人組の覆面強盗が押し入り、鉢合わせした主人が殺害される事件が起きた。榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーは遺留品の鑑定のほか、認証技術を駆使して容疑者の追跡を開始。土門薫(内藤剛志)は、所轄の刑事・阿久津誠也(徳重聡)と組んで捜査に乗り出すが、被害者の妻・圭子(小橋めぐみ)に事情を聴いたところ、事件の夜は夫婦そろって旅行に出かける予定だったことがわかる。夫が発熱したため急きょキャンセルしたというが、犯人は留守にする情報を入手し狙っていたのか。

そんな中、マリコは容疑者のひとりが残した手袋から指紋の採取に成功。それが2年前に起きた未解決の“警察官かたり詐欺事件”の容疑者・伊藤剛一(篠原悠伸)の指紋と一致する。この詐欺事件は、京都府警捜査二課刑事の母親が警察官を名乗る詐欺犯にだまされて現金を奪われたもので、被害に遭ったのはほかでもない阿久津の母・敏子(市毛良枝)だった。阿久津はかつて特殊詐欺などを扱う二課の敏腕刑事だったが、敏子が遭遇した被害が二課の一員としてあるまじき失態ととらえられたのか、事件直後、所轄署への異動を命じられたという。

マリコと君嶋直樹(小池徹平)は、手袋を残した男が2年前の詐欺師・伊藤と同一人物か確認するため敏子のもとを訪問。しかし、敏子は詐欺に遭った恐怖から疑い深くなっており、マリコたちを詐欺師の仲間と勘違いし大騒ぎする。