漫才師オール巨人(71)が25日夜、脳内出血のため22日に61歳で亡くなった弟弟子のおかゆうたさんについて、ブログに「胸が痛い」と悲痛な思いをつづった。

ゆうたさんは81年、岡八朗さんに弟子入り。その後、83年に創設されたNSC(吉本総合芸能学院)1期生として卒業し、同じ弟子だったけんたと「おかけんた・ゆうた」を組んだ。

巨人は岡八朗さんの一番弟子。長年、人工透析を受けながら漫才をしてきた、ゆうたさんを思いやった。

「弟弟子の岡ゆうた君が逝ってしまいました 実は旅行の夜に知らせが…誰にも伝えなかったのは勿論(もちろん)です…」

悲報を受けつつも、胸にしまいこんでいた思いを吐露。ゆうたさんは20年以降は治療に専念していたが今年8月15日に、大阪で3年半ぶりに漫才復帰していたが、巨人は、それに触れ「3年半ぶりに復帰漫才をやったばかりなのに その時 復帰漫才の花を送ろかって けんた君に伝えたら お気持ちだけでうれしいですって! 送らなくて…。送ったら良かったなぁ~」。悔やむ思いを書き込んだ。

結果として復帰漫才の舞台が最後になった。

「復帰の漫才が最後の漫才って、そんな現実が有るとは悲しすぎる…」

巨人はその復帰舞台も見に行けず「残念でなりません」と悔やんだ。

ゆうたさんは、岡八朗さんに着いていた当時、いつも「巨人兄さんが出来すぎた」「弟子でやりにくいです。いつも八朗師匠から南出(巨人)はもっと出来たのにって言われます」と言っていたとも明かし、巨人は、それでも「あんたも本当によくやってたよ!」とねぎらった。

先輩、後輩問わず、人付き合いに隔てがなく、誰からも愛され、かわいがられたゆうたさん。巨人は「昔、ゆうた君と一緒に飲みに行ったとき、ある客が僕に絡んで来たとき、間に入ってきて『なに、絡んできてんねん。止めとけよ』って。事なきで済んだ事が有りました!」と述懐。「男らしくて涙もろくて漫才が大好きなかわいい弟弟子でした!」としのんだ。

ゆうたさんは復帰漫才を終えると「1日でも長くやりたいということがあるからね」と話していたといい、これについて、巨人は「胸が痛くてつらいです」と悲痛な思いをつづっていた。