成田凌(29)が主演、小芝風花(26)ヒロインを務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「転職の魔王様」(月曜午後10時)の第9話が11日に放送され、平均世帯視聴率が5・1%(関東地区、速報値)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、5・2%、4・6%、5・4%、4・5%、4・9%、4・5%、5・1%だった。平均個人視聴率は3・1%。第1話から3・2%、2・9%、2・7%、2・9%、2・6%、2・8%、2・4%、2・8%だった。

同局系初主演の成田が演じる“最恐毒舌”キャリアアドバイザー来栖嵐(くるす・あらし)は、左足が不自由でつえを突いている。求職者の心をへし折るような毒舌を放つため「転職の魔王様」という異名を持つ。仕事や生き方への悩みを痛烈な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。小芝はヒロイン役の未谷千晴(ひつじたに・ちはる)を演じる。成田と小芝とは初共演となる。原作は額賀澪氏の同名小説。

▼第9話あらすじ

とある人物から電話を受けた洋子(石田ゆり子)が、突然、青ざめた表情でオフィスを飛び出していく。向かった先は、洋子が唯一担当している求職者・五十嵐君雄(金子ノブアキ)の自宅だった。部屋に閉じこもった息子が命を絶つかもしれないという両親からのSOSだったが、洋子がドア越しに声をかけると幸いにも君雄は無事。しかし、洋子に対しては「帰ってくれ」の一点張りだった。

「シェパードキャリア」では、ただならぬ様子を心配した来栖と千晴が、洋子の帰りを待っていた。以前から、転職活動をした記録がない君雄の存在が気になっていたという来栖に、戻ってきた洋子は君雄と恋人だった過去を打ち明ける。

13年前、旅行代理店に勤めていた洋子は、小学校教諭だった君雄と知り合い、恋人関係に。2人は結婚も考えていたが、ある日突然、君雄が辞職。その理由は明かさないまま、君雄は洋子に別れを告げ、以来10年もの間、自室に引きこもっているという。洋子は、恋人の異変に気づけなかった自分を責め、いつか君雄の社会復帰の足がかりになればと、「シェパードキャリア」を立ち上げたのだ。

話を聞いた千晴は、洋子が人知れず背負っていた過去に衝撃を受け、自分に何かできることはないかと考え始める。すると、その思いは来栖も同じだったようだ。