モスバーガーを展開するモスフードサービスは13日、公式サイトで、ジャニーズ事務所との契約を継続せず、ジャニーズタレントを起用したCMや店頭広告もできるだけ速やかに変更すると発表した。

同社は「今後、明確な被害者救済と再発防止の取り組みが認められない以上、ジャニーズ事務所との契約は継続しない」と発表。Snow Manラウール(20)渡辺翔太(30)を広告に起用し、13日から「月見フォカッチャ」などをPRする新CMが放送されていたが、今後変更されるとみられる。本紙の取材に同社は「本日開示した文書は、当社内での今後の方針を打ち出したもので、これにともない、本日からの新商品に関する広告関連に変更が生じた、ということでございます」と説明した。

松岡昌宏(46)を「サッポロ クラシック」のCMに起用しているサッポロホールディングスは、16日をもってCM出稿を停止し、販促物は順次取り下げるとした。明治や「丸亀製麺」を運営するトリドールホールディングスも、今後適切な対応が取られるまで所属タレントの起用を見送る方針を示し、城島茂(52)が「ノウフクアンバサダー」を務める農林水産省も、活動を当面見合わせることを決めた。不二家も同社「LOOK」のCMに出演のSnow Manを起用した販促キャンペーンの一部展開を中止することを発表した。

また東京商工リサーチはこの日、ジャニーズ事務所本体や関連会社計14社と直接または間接的な取引がある企業が226社に上るという調査結果を発表した。