作詞家荒木とよひさ氏(79)が18日、名古屋市で「生存奏」を開催した。作家生活60周年と、19日に迎える80歳の誕生日を祝ったもので、荒木氏は「80歳を迎えますが、まだまだ書きたい。書かせたいと思わせる作家であり続けたいと思っています。またまだ元気です」とあいさつし、映画挑戦の意欲も見せた。

荒木氏は「四季の歌」や、テレサ・テンさんの代表曲「時の流れに身をまかせ」など、数々の名曲で知られている。今月13日にはヒット曲の中から厳選された楽曲を収録したコンピレーションアルバムが発売された。

「生存奏」には、荒木氏の写真が飾られ、トークやステージなどで進行した。会の最後には、作曲家で09年に亡くなった三木たかしさんとの思い出の楽曲「心の瞳」、作詩家としてのスタートとなった「四季の歌」を、250人の参加者が合唱した。

荒木氏は「明日の80歳の誕生日からさらに精力的に活動していきたい。長年の夢である映画にも挑戦したい」と力強く語った。