フジテレビは29日、東京・台場の同局で9月の定例社長会見を行った。
編成担当の大多亮専務(64)が同局の年末の目玉番組「FNS歌謡祭」、大みそかの「ジャニーズカウントダウン」、年始の「さんタク」など、ジャニーズ所属事務所のタレント出演番組について言及した。
「『ジャニーズカウントダウン』があるかも分かりませんし、あっても放送するかどうかも何も決めていません。他の番組も現状、何も決定していない段階」と明かした。
大多専務はドラマ畑を歩み、プロデューサーも務めていた。過去に、ジャニーズ事務所の圧力を感じたことは、との質問には「私も多くのジャニーズ事務所の方のお付き合いもありました。現場のプロデューサーで話すことはほとんど、いいものをつくりたい、という話し合いがほとんど。そのときに、こういった性加害が裏にあって、把握しているのであれば、会社としても動きを伝えるべきではなかったか、みたいなことに考えが至らなかったのが正直の答え。そういう意味での認識が甘い、本当に反省せざるを得ないという状況というのが、私が今思っていること」と打ち明けた。
昨年12月の「ジャニーズカウントダウン」は嵐相葉雅紀が司会を務め、12月7日に第1夜、同14日に第2夜が放送された。同事務所からは第1夜にKinKi Kids、Snow Man、なにわ男子、King&Prince、NEWS、KAT-TUN、Sexy Zone中島健人、菊池風磨。第2夜には、A.B.C-Z、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、SixTONES、Travis Japan、堂本剛が出演していた。