フリーアナウンサー古舘伊知郎(68)が、8日に放送された「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ、日曜午後1時30分)に出演。“ジャニーズ帝国”の問題点と、その今後について語った。

古舘アナは「ジャニーズ帝国を、帝国たらしめていたのはテレビですよね。だから反省しているレベルでは収まらない。どう検証するんだ? このズブズブを…という時には、それこそBPO(放送倫理・番組向上機構)を使うべきだと思うんですよ」と、新聞も含めたメディアを検証するように提言。

さらに「ここはテレビ自体が既得権ということで、ずっと電波事業でやってきたという点も含めて、そこを支えてきたジャニーズの方が強くなっちゃった。ビッグモーターと損保ジャパンと同じで、反転してジャニーズの方が強かったぐらい」とまくし立てた。

そこで黒木千晶アナウンサー(29)が「日本テレビの検証によると、20年以上前からジャニーズに対して『怒らせてはいけない』『忖度(そんたく)もあった』という証言もあったんですけど、そういう空気はあったんですか?」と尋ねると、古舘アナは「僕はテレビ朝日を辞めてから、すぐフジテレビで『夜のヒットスタジオ』の司会を6年やりましたんで…そりゃあもう、その当時からすごいですよ」。

続けて「忖度もあった…じゃなくて、忖度そのもの。各局にジャニーズ担当がいて、しっかりズブズブになっていくわけですよ。銀座のクラブの請求書もジャニーズに送るとか、そういうことが日常的にあるぐらいジャニーズは強かったわけですよ」と明かした。