作曲家久石譲氏の新アルバム「A Symphonic Celebration」が、全米総合アルバムチャート「ビルボード200」(14日付)で74位にランクインしたことが11日、分かった。邦人クラシック・アーティストが100位以内にランクインするのは、1977年の冨田勲以来46年ぶりの快挙となる。

同アルバムは、「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「となりのトトロ」など、宮崎駿監督映画への提供曲で構成されたアルバム。3月に独占契約したクラシック名門レーベルのドイツ・グラモフォンからの第1弾アルバムでもあり、久石氏の指揮によりロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とロンドンで録音した。

「アニメ映画界で特別な存在感を持ち愛され続けるジブリ映画と久石譲のコラボレーションの結実」として世界中で話題を呼んだ。6月30日のCD発売時に世界のクラシック・チャートを席巻し、9月29日には全世界でアナログ・レコードとしても発売。最新のドイツ総合アルバムチャートで6位を記録するなど、世界中の人々に聴かれている。