阪神が38年ぶり日本一を決めたオリックスとの日本シリーズ第7戦は、フジ系で5日に全国中継され、関西地区で放送したカンテレの世帯平均視聴率は38・1%を記録した。ビデオリサーチが6日、発表した。個人平均でも26・0%。関東地区のフジテレビでも世帯平均18・1%、個人平均11・5%をマークした。

関西地区の瞬間最高は世帯で午後9時42、43分に50・0%、個人でも同42~44分まで35・0%に達した。試合終了前後の時間帯だった。関東は世帯、個人とも午後9時43分で、世帯24・3%、個人15・0%。

関西球団同士の59年ぶり「関西シリーズ」は7戦目までもつれる激戦だった。その最終戦を伝えた地元・大阪のカンテレ坂口隆晴総合編成部長は「関西シリーズの感動を伝えることができ(同局にとって)歴史的な1日だったと思います。これこそがテレビの力だと胸を張れる結果だと思います」とコメントした。

また、関西地区では阪神が日本一へ王手をかけていた第6戦(TBS系)でも世帯平均30・1%。日本シリーズ放送で、関西地区の30%超えは、楽天が巨人を破り日本一になった13年11月3日の第7戦(ABCテレビ)以来で、今年は2日連続大台超えとなった。

昨年もヤクルト、オリックスの日本シリーズが7戦目まで進んだが、最終戦の平均は関東地区13・4%、関西地区21・2%だった。