漫才日本一を決める「M-1グランプリ2023」決勝(24日)の新審査員に、姉妹漫才コンビ「海原やすよ ともこ」の姉、海原ともこ(51)が決まり、17日、テレビ朝日系特番「超お宝映像で振り返る! M-1衝撃の瞬間SP」内で発表された。

今大会の審査員がフリップで紹介された。MCを務めたブラックマヨネーズの小杉竜一(50)が「今年新たに加わるのは『海原やすよ ともこ』のともこさんです」と発表した。

吉田敬(50)は「やってほしいとみんな思っていたけど、やりはるんやね」と感激。小杉も「関西の漫才界で知らぬ者はいない。賞レースの受賞歴たくさんありますし、中川家さんとともにNGK(なんばグランド花月)をけん引する漫才師のトップ」とした。

吉田は、先ごろ“やすとも”の番組に出演した際、ともこから「女の気持ちをあんたは全然分かっていない」とダメ出しされたとし、「たぶん、審査員の練習しはっていた」と語った。

ともこは、18年から審査員を務めた落語家立川志らく(60)の卒業を受けての後任。12年と17年に上方漫才大賞をコンビで受賞した実力派漫才師として知られる。

女性審査員は、07年に上沼恵美子(68)が初参加し、21年まで通算9回務めて勇退した。その後任として、昨年大会から山田邦子(63)が就任。これまで女性審査員1人の体制となっていたが、史上初めて、山田、ともこの2人が加わっての実施となる。審査員はほかに、松本人志、中川家・礼二、ナイツ塙宣之、サンドウィッチマン富澤たけし、博多大吉。

今大会は過去最多8540組がエントリー。決勝当日の敗者復活戦を勝ち抜いた1組を加えた10組が第19代王者の座を争う。

◆海原(うなばら)ともこ 1971年(昭46)12月27日、大阪府出身。92年に中田ボタンの弟子となり、結成。ボケ担当。相方の海原やすよ(48)は実妹。2度の上方漫才大賞に加え、大阪・なんばグランド花月の看板も務めるなど実力派女性漫才師として知られる。同世代芸人には中川家、陣内智則、ケンドーコバヤシ、ココリコ、藤井隆、たむらけんじらがいる。夫は元男闘呼組の前田耕陽。身長163センチ、血液型A。