俳優西島秀俊(52)が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(日曜午後9時)第3話が28日、放送され、平均世帯視聴率が10・9%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・8%だった。

同ドラマは「凪のお暇」「妻、小学生になる。」などを手がけた、大島里美氏が初めて同枠で脚本を担当するオリジナルストーリー。天才指揮者だったが、ある事件がきっかけで家族も音楽も失った父親と、父を拒絶し音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻す、不器用な父と素直になれない娘の親子の物語。西島演じる才能ある指揮者、夏目の娘役で初共演する芦田愛菜(19)は11年放送「南極大陸」以来の同枠出演となる。

第3話は、晴見フィルでのコンサートを提案した俊平(西島秀俊)。しかし、市の圧力もあり、ホールは使えなくなってしまった。演奏する場所をなくして晴見フィルに不穏な空気が流れる中、オケのメンバーでも演奏を巡り、口論が。

プロレベルの蓮(佐藤緋美)が、メンバーの演奏ミスなどを激しく責め立てて、大輝(宮沢氷魚)が途中で練習を抜け出してしまう。オケ団員たちが最悪な雰囲気の中、俊平は奇想天外な場所での演奏を提案する。

そんな中、響(芦田愛菜)は上司からの命令で晴見フィルに妨害させられていた。そんな姿を見ていた俊平は響の部屋に向かう。