元NHK職員で「お笑いジャーナリスト」として活動する芸人たかまつなな(30)が8日までにX(旧ツイッター)を更新。性加害が横行する芸能界の実態についてつづった。

たかまつは「高校生の頃、お笑い芸人になった私は、芸能界にある性加害に驚きました」と書き出し、「楽屋や打ち上げで女性の先輩が胸を揉まれている光景を何度も見ました。私自身、性被害にあったこともあります」と告白。「ですが、私自身は、『言ったら面倒なやつだと思われる』と思い、自分の夢を人質にされ、そのような被害に対して声をあげることができず、他の人の被害にも見てみぬふりをしてしまいました」と自戒し、「このような遅れた芸能界を変えられなかったこと、声をあげなかったことを後悔し、これからの芸能界を目指す子どもたちのためにも変えていきたいと思っています」とし、「#芸能人を守る法律を作ろう」と呼びかける署名活動を始めたことを告知した。

たかまつは19年1月のブログで、ダウンタウン松本人志がテレビ番組でタレント指原莉乃にセクハラ発言をして批判された騒動に言及する中で、「芸人になってすぐにセクハラの多さに驚いた。芸歴20年ぐらいの先輩が、芸歴3年目の女芸人の胸をもんでいた。(あいさつがわりに、お酒の席、カラオケでたくさん見た)」とつづっていた。