芸能関係の裁判に詳しい河西邦剛弁護士(39)がTBSテレビ系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)にVTRで出演。3月28日に東京地裁で開かれるダウンタウン松本人志(60)と自身の2015年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた週刊文春の第1回口頭弁論についてコメントした。

松本側が週刊文春側に出した訴状について、河西弁護士は「もしかしたら、松本さん側は、Aさん、Bさんが(誰なのか)具体的にまだ把握できていない状態、そういったこともあり得ると思います」と私見を述べ「なので、今はまだあえて(具体的な)主張をしていない」と語った。

訴状で細かいことに触れられていないことについては「松本さん側の戦略じゃないかと思われる。文春側の手持ちの証拠を全部見た後にそれを突くような形で真実性を松本さんが争っていく。そういう風に考えることができるかと思う」と私見をまじえて推察した。

松本の代理人によると、発行元の文芸春秋と週刊文春編集長に、約5億5000万円の損害賠償などを求めているといい、裁判も代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」としていた。

一方、週刊文春編集部は「これまでの報道内容には十分に自信を持っている。訴状の中身を精査し、次号の週刊文春でこちらの主張をしっかりとお伝えする」とコメントしている。