スターダストプロモーション所属の男性アーティスト集団の特集連載「月刊EBiDAN図鑑」。今月は佐野勇斗(25)、塩崎太智(23)、曽野舜太(21)、山中柔太朗(22)、吉田仁人(24)からなる5人組ダンスボーカルグループ、M!LKの登場だ。それぞれ俳優活動も豊富で佐野は24年度後期NHK連続テレビ小説「おむすび」出演も決定。結成10周年を迎える今年もグループ、個人ともにさらなる飛躍を目指す。【松尾幸之介】

グループ初の朝ドラ出演決定に、佐野は「うれしいです。いつも通りで頑張っていきたい」と喜びを語った。朝ドラ初出演ながら、演じるのは主演の橋本環奈演じる主人公と同じ福岡・糸島で暮らす高校球児役。掲げていた目標のひとつをつかんだ。グループは結成10周年を目前に、今月末からは全国4都市をまわるツアーも開催。ドラマ撮影もこれからで「忙しくはなるとは思いますが、まだ決まっただけなのでここからが大事。M!LKもEBiDANも盛り上げていけたら」と力を込めた。

個人としては英語力向上も目標に掲げる。イタリアのファッションブランド「ゼニア」のファッションショーで同国を訪れた際などに自身の英語力不足を痛感したといい、取材日も現場に参考書を持参して勉強に励んでいた。「インタビューに滑らかに答えられなくて悔しかったですし、海外の有名な方とお話しする機会もありましたが、仲良くなりきれなかった。海外での仕事や、グループで向かうこともあるかもしれないですし、できるところまではやっていきたいなと思っています」。

所属事務所は演技レッスンにも力を入れており、M!LKにも佐野のほか役者経験豊富なメンバーが多い。吉田は今回の佐野の朝ドラ出演について「撮影期間も長い作品ですし、簡単な仕事じゃないと思います。『体調を崩さないでね』と言いたい」と気遣った。

山中は「演技のお仕事はそれぞれM!LKが大きくなるためにも全力で頑張っています。知ってもらえるきっかけにもなるので、それぞれで頑張る。現場でも共演者の方がグループの話を快く聞いてくれたりしていますね」と話した。

グループの一員として臨むツアータイトルには「HERO」の文字が入っている。名付け親の曽野は「やっぱりみんながヒーロー的な存在になれたらいいんじゃないかなとふと思った」と明かした。今年はEBiDANとしてもテレビ東京で冠番組が始まるなど勢いもある。塩崎は「EBiDAN全体でもスタジアムとかもっと大きい会場で公演ができたらいいですね」と意気込んだ。

◆M!LK 14年11月結成。グループ名には「何色にも染まることのできる存在に」という意味を込める。15年3月「コーヒーが飲めません」でCDデビュー。2021年11月に、ビクターエンタテインメントよりメジャーデビューシングル「Ribbon」リリース。23年10月には横浜アリーナでの初の単独公演も開催。結成10周年に向けて、昨年11月から1年間、グループから愛を届けるプロジェクト「BIG LOVE YEAR」も実施中。