女優江口のりこ(43)が21日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)に出演。下積み時代を振り返った。

江口は19歳で上京し、俳優柄本明が座長を務める「劇団東京乾電池」に入所。上京後は住み込みで新聞配達のアルバイトをし、生計を立てていたという。「1年やって、まとまったお金を奨学金としてもらえるんですね。当時で60万円。劇団の入所金を前借りしていたので、差し引いて48万もらって。その48万でアパートを探して、生活が始まったんですけど」と語った。

しかし、アルバイトをすると急なオーディションを受けることができず「この48万円を一生かけて使うくらいのつもりで生きていこうと」と決意。借りていたアパートの家賃は2万6000円で「お風呂もついてなかったですし、トイレも共同で」と振り返った。

当時の入浴事情も明かし「銭湯通ってましたけど、400円くらいするんですね。400円あったら温かくておいしいものが食べられる。ほとんどお風呂入ってなかったですね」とあっさり。黒柳徹子(90)が「何月ごろ?」と興味津々に聞かれると、江口は思わず笑い「ずっとです。お風呂なしは4年くらい住みました」と率直に回答した。「4年間全く入らなかったわけではないですけど、お風呂って入らなくたっていいものだなと思って。でも今はお風呂毎日入ってます」と笑みを浮かべた。

毎日風呂に入れる生活になったのは27歳といい「ありがたいなと思って。お風呂の時間は大好きです」と語った。