“クイズ王”のタレント伊沢拓司(29)が23日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演。違法スポーツ賭博に関与したとしてドジャース大谷翔平投手(29)の専属通訳だった水原一平氏(39)が解雇された問題についてコメントした。

司会の安住紳一郎アナ(50)から「(韓国でのバドレスとの)開幕戦が注目される中で、その開幕戦の終わった後のベンチ裏で(水原氏が)チームメートに謝ったということなんですけれども」と振られると、伊沢は「なんというか、えっ、何でそういう対応なんだという不思議な点がすごくある」と話した。

さらに「昨日(22日)と今日(23日)でも出てきている報道も違うし、われわれからのぞける情報がすごく少ない。可能性の話ばっかりになっちゃうなあと、まだまだ分からない点だなと思う」と語った。

米メディアESPNによると、水原氏は開幕戦後のクラブハウスで、選手らの前で自身がギャンブル依存症であることを告白。水原氏は違法ブックメーカーに借金があり、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金されていたという。

伊沢はこれをうけ「罪を肯定するわけではない。ギャンブル依存症はれっきとした病気」と語って「大谷選手がこれだけ注目される中で、影で仕事をしていたはずの水原一平さんにも同じような規範が求められてしまった。そういう中で苦しんだ部分もあったのかなとは思うんですよね」と話した。

依存症について「今一番必要なのは治療できるような環境が与えられるということ」と話し「真実の究明も大事かもしれないけど、適切な治療が受けられるようになってくれるといい」と語った。

その上で「一平さんの功績って消えるか、っていうと、大谷さんに選ばれた人ですから、それはまた違うのかなとは思いますね」と語って口元を引き締めた。