俳優岡田准一(43)が27日、大阪市此花区の正蓮寺川公園で、自らがプロデュースしたパブリックアート「此花水龍」のお披露目会に出席し、地元の“大阪愛”をにじませた。

今企画は、此花区アートプロジェクト『konohana permanentale 100+』の第1弾作品として、岡田がプロデュースしたアートを発表するもの。オファーを受け、旧知だったアーティスト小松美羽氏に制作を依頼し、実現した。

その発表会冒頭、司会者から「超ひらパー兄さん」の肩書も加えて紹介された岡田は、司会者が「ちょう」と発音したことに、即座に反応。「ちょう」ではなく「スーパーひらパー兄さんです!」とただし、会場の笑いを誘った。

今企画のオファーを受けた際を振り返っても「地元の大阪へ貢献したい思い」を口にし、ひらパー兄さん就任時の口説き文句を紹介。「ひらパー兄さんの時は『大阪から日本を元気に、そして、世界を元気にしたい』という口説き文句だったんです。今回も、貢献したいという思いで引き受けました」と明かした。

正蓮寺川は高度経済成長期の時代に汚染されたが、25年大阪・関西万博をみすえ、その先の未来へ向かい環境の整備が進められている。その一環での今企画で、第1弾アートは、水をテーマにした作品となった。

岡田は完成アートを見やり「力強いですね。大阪だけに、ラメを多めに入れてもらいました」。キラキラ輝くアートに、小松氏も「子どもたちや、今お住まいの方々も明るくなるような水龍、水流、水の循環、清らかにしていくという思いを込めました」と説明した。

また、第1弾の発表にちなみ、4月に迎える新年度、新生活への思いを聞かれると、岡田は「新しい門出を迎えられる方、きっと頑張っている方は大丈夫。心配な人も、きっと誰かが見ていてくれるから大丈夫。しんどいなと思ったら、ここへ来て、浄化されてください」とアピールしていた。