杉咲花(26)が7日、都内で、カンテレ制作のフジテレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(15日スタート、月曜午後10時)発表会に出席した。

物語は、杉咲演じる記憶障害の脳外科医・川内ミヤビが、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。

杉咲は「おととし、プロデューサーの方とお会いして、映像化するにあたっての思いを伝えてくださって。とんでもなくすてきなシーンが収められています」と、作品に対する熱い思いと自信をのぞかせた。

緊張感に包まれながらの撮影が続いているといい「初めての現象なんですけど、自分も含めた全ての方々が緊張感を持たれているような感覚。本番を迎えるにあたって、心臓の鼓動を録音部さんが拾ってしまったりして、それがコンプレックスに思うこともあったんですけど、それだけナイーブに役に向き合っているからこそ、たどり着けない領域があるんだと感じて光を見つけられたような気持ちです」と語った。

共演の若葉竜也(34)とは、NHK連続テレビ小説「おちょやん」映画「市子」などに続き、4度目の共演。映画出演が多い若葉にとって、民放ドラマの出演は珍しい。若葉は、杉咲と民放ドラマでの共演は「僕が民放あまりやらないので初めてです」。民放連ドラ出演を決めた理由について「米田プロデューサの熱い思いに答えたいなと。杉咲さんからが電話かかってきて『やるよね?』ってプレッシャーをかけられたので」と舞台裏を明かした。

杉咲は「本当に三瓶先生の役がぴったりだと思って、気づいたら電話してました」と回顧し、ほほ笑んだ。

役者の域を超えて、信頼感は厚い。若葉は「数少ない頼りにできる座長だと思います。4本目の共演になるんですけど、座長としても役者としても人間としても信頼しています」。杉咲も「私自身も全く同じ気持ちです。人が疑わないようなことを疑って、見過ごすような所に感動や幸福を見つける方。そんな若葉さんの感覚を信頼しているし、自分たちにない視点で作品を捉えてくれる。心強い存在」と呼応した。

今ドラマについて、杉咲は「わたしは昨今生きていて、不安だらけだと感じています。そういう方も多いと思う。光に包み込まれるようなドラマになったらいいなと思います。今までもこれからも、たくさんのドラマが作られていますが『指折りの傑作を作りたい』と恥じらいもなく、言ってみたいなという気持ちです。ぜひ、期待していてもらえるとうれしいです」と呼びかけた。

会見には、岡山天音(29)生田絵梨花(27)千葉雄大(35)吉瀬美智子(49)井浦新(49)も出席した。