漫画家やくみつる氏(65)が13日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜午前9時)に出演。心不全のため54歳で亡くなった元横綱の曙太郎さんについて語った。

好角家のやく氏は、メディアが伝えた曙さんの訃報を振り返りながら「どこも触れていないのは、曙の横綱土俵入りが、自分で見てきた中で一番型に忠実なんです。雲竜型のきれいな形」と語った。「あまり曙の土俵入りがきれいだったって印象はないと思うけど、実は基本に一番忠実な形だった」と紹介した。

また「慣れてくると少しずつ崩れてくるけど、それを曙は意図的に戻すんです。いかんいかんと。時々修正すると。聞いたんです。そしたら『戻してる』って言ってましたので」と明かし、「昔からの形をきれいに守ろうとする精神というか、心意気というか。そういうのがある横綱だったのでね」と人柄を語った。