国際弁護士の湯浅卓氏(68)が14日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。

ドジャースの大谷翔平投手(29)の銀行口座に不正アクセスし違法賭博胴元に送金したとして銀行詐欺容疑で訴追された元通訳・水原一平容疑者(39)が12日(日本時間13日)、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷し保釈されたことについて言及した。

プロ雀士でモデルの岡田紗佳から「大谷選手のお金は戻ってくるの?」とフリップで投げかけられた。岡田は「24億円、一生かけても私たちが稼げないお金ですから、戻ってほしいですよね」と言った。

湯浅氏は「アメリカの法律家も難しいと思ってますが、私はアメリカの銀行法のプロ中のプロですから」と切り出し「湯浅です」とサムアップポーズを両手で決めると、スタジオがドッと沸いた。

続けて「まずは水原さんを訴える。だけど彼は事実上、破産している。それから(違法賭博胴元の)ボーヤー氏を訴える、ただ事実上FBIによって財産を押収されちゃってる。そうなってくると、訴えやすくてお金持ちは誰かってなると銀行になってくる」と解説した。

「銀行をどう訴えるかというと、カリフォルニア州はビジネス不法行為法っていうのがある。ビジネス不法行為法で今回の銀行の悪質性を証明できれば、3倍までの懲罰的な賠償を課すことができる。つまり、損害が仮に25億円とします。3倍の75億円取れば、大谷さんのポケットに75億円、銀行が払わなくちゃならない」と語った。

突破口については「実は5年前から連邦政府は、ボーヤーさんを追及してるんですよ。関連の口座に1万9000回も送っていることを銀行が調査しないのは、どういうことなの?って」と続けた。