ウエンツ瑛士(38)が28日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。ドジャース大谷翔平投手(29)のインタビュー対応の変化について語った。

番組では、日本時間22日に大谷がメジャー通算176本塁打を放ち、松井秀喜氏が持つ日本人最多本塁打記録を塗り替えたことを紹介。ウエンツは、大谷の記録をたたえつつ、「個人的に面白いなと思ったのが、インタビューの答え方が丁寧になった」と変化を指摘した。

大谷の今季1号ホームランを巡っては、ボールをキャッチした女性と球団側のトラブルも話題に。ウエンツは、双方の交渉の経緯について「大谷選手が日本語で『ファンとお話をして譲ってもらうことになりました』としゃべっていたけど、今は(水原)一平さんじゃない、通訳が新しい方」。

その上で「英語には主語が必要。大谷選手は『球団がファンの方の話して』という意味で『ファンの方と話して返してもらうことになりました』と言ったけど、その(通訳の)方は主語は『私が』で英語をしゃべっていた。『I told her』と、『私がファンの方としゃべって』という風にしてしまったので、通訳がうまくいってないんだなと」と印象を語った。

ウエンツは「それでファンの方が『大谷さんとしゃべってないよ』と。でも大谷さんは大谷さんで『私がしゃべった』という言い方はしていない」と行き違いがあったとし、「今まで多分一平さんがいらっしゃった時には、そういうニュアンスをくみ取ってくれて通訳を」と球団を解雇された水原氏についても語った。

騒動を受け、今田耕司が「大谷選手の英語力は、“災い転じて”じゃないけど上がっていってるんじゃないの?」と聞くと、ウエンツは「当然選手や監督とも話す機会は増えてるでしょうし、日本語の時も主語から、通訳の方の気持ちも考えながらお話しされているように感じました」と話していた。