フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が12日までに自身のYouTubeチャンネル「古舘伊知郎チャンネル」を更新。自民党高市早苗新総裁の「ワークライフバランス」発言について、私見を述べた。
4日投開票された自民党総裁選では高市氏が小泉進次郎農相(44)との決選投票で勝利した。高市氏は就任後の挨拶で「全世代総力結集で全員参加で頑張らなきゃ立て直せませんよ。だって今、人数少ないですし、もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。わたくし自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」などと力強く意気込みを語った。その発言がさまざまな論議を呼んでいる。
古舘は「高市新総裁の発言について」と題した今回更新の動画で「高市さんを揚げ足とんないほうがいいよ、言葉で」と切り出した。
そして「高市さんが言った“私は働いて働いて働いて働いて、ワークライフバランスを捨てました”っていうね。その後に、党所属の議員には“馬車馬のように働いてもらう”。この流れがあったからツーブロックあるわけで、厳密に言うとね。“私”と“私たち自民党全体”と。これを巡って批判の意味はわかりますよ、例えば、“馬車馬”というのはね、“人間をかつての馬車馬のように働いてるっていうような時代に逆戻しするようで、人にも、馬にも失礼だ”…みたいなね。そんな話もあるんだけど、まず整理すべきは公人の極みたる総理大臣が新しく就任すると、まだ首班指名のことでね、野党に道は残されてるとか言ってるけども、まあ“(首相に)なる”という前提に立てば日本の総理大臣、公人の極みが“私個人としては働き抜くワークライフバランスを捨てた”と言って何が悪いの? 俺は高市さんの思想には全然ついていけないし、いろんな問題点、裏金のことも許しちゃいけないと思ってんだよ。だけど、こういうふうに言うっていうのは、“失われた30年”の果ての日本がこれから活性化しなきゃいけないっていう時に、公人はそういうことを言うでしょう。ワークライフバランスをあなた1人が捨ててくれてね、ありがとう、と自己犠牲を含めて言ってるという捉え方だってできるんだよ」と続けた。
さらに「ただそのね、党所属議員全員に馬車馬のように働いてもらうということに関しては、さっきの言葉の揚げ足取りじゃないけどそれは若干問題ある。だって解釈としては萩生田さんはじめとして裏金議員にも一生懸命働いてもらう口実を、お墨付きを、ここで与えたという捉え方もできるからね。ただ、ちょっと気になるのは素晴らしい見識を持っている人たちの一部でね、筋は通ってるなと思うんだけど、“こういう風に高市さん個人であっても女性総理になったとして、働き抜くワークライフバランスなんか捨てたっていうとやっぱりそれが国会を形成している議員たち、女性たちが数が少ない中で子育てをやりながら1つの仕事として政治っていうことをやっている政治家なのにそういうことで総理を自らこういうことになっちゃったら政治だけに身をやつして子育てとかそういうことも含めていろんなことのワークライフバランスが取れないじゃないかと、それが徐々に、徐々に広がっていくのを危惧する”…っていう真っ当なことを言っている人もいるんだけど、俺はその意見には全く組みできないんだね。だって公人だよ。そして高市さんがどこまで総理が続くの? そんな長く続くとは思えないんだよね。だんだんだんだんトリクルダウンしていくとは思えない」と述べた。
最後に「いっとき日本を変えるためにやる…って言ってるんだから、“お手並み拝見”でワークライフバランスをもうやめる、捨てるっって言ったな、よしその意気や買いだ、でいいじゃない」としめくくった。
この動画に対し「まったくその通り!」「同意です」「響いた人沢山いる!」「私も古舘さんと同意見。『だって公人だよ!』が全てだと思います」などとさまざまなコメントが寄せられている。



