今年、芸道50年を迎えた演歌歌手細川たかし(75)がこのたび、日刊スポーツなどの取材に応じ、この50年で変わったこと、不変なこと、そして弟子たちについて語った。また、来年1月発売の新曲「カムイ岬」についても話した。
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男性歌手初の日本レコード大賞3冠達成。NHK紅白歌合戦は40回出場。まさにレジェンドだが、身体が楽器の歌手にとって加齢はハンディだ。御年75歳。今も変わらぬ歌声の維持は「お客さんの前で真剣に歌うことが一番大事」とした。「年に70カ所くらい地方公演をやっていて、そこできちっと歌っている。歌わなきゃだめですね」。
また、「70歳過ぎてから少しパワーも出たかな」という。そこには3大テノールの影響があった。「彼らを見てから、公演で『イヨマンテの夜』をカンツォーネっぽく歌っている。それが、非常にプラスになっている」。
この50年は「何も変わらない」とした。「矢沢永吉を見てごらん。ずっと同じパターンでしょう」とロック界のレジェンドを例に挙げ、「要するに、同じパターンをやり続けられるかどうかっていう話」。
その上で「変わってきたのはお客さん」。以前は細川を見に来ていた。だが今は「シーンと聞いていて、終わると拍手や感嘆が漏れる」。これを「カラオケの影響」と分析。「きちっと聞かれるから、こっちの調子が悪いとバレちゃう。だからちゃんと体調を整えて行かないと勝てない」。
ここ数年、公演では「イヨマンテの夜」「北緯五十度」「望郷じょんがら」の3曲を必ず歌唱している。「これがめっちゃハード」と告白しつつも、「音は下げない。永ちゃんも下げていないでしょう」。
その裏には“作戦”がある。「実は半音上げている」という。「今上げておけば、5年後に落ちたとしても原調。年が行けば声はどうしても衰えます。だから、落ちる度合いをどこまで引っ張れるか。どこまで行けるのかが楽しみですね!」と声を弾ませた。
レジェンドはまだまだ、第一線を走り続ける。【川田和博】
○…新曲「カムイ岬」の聞きどころについて、「頭でしょう! のっけのフレーズ」とした。「あそこは気持ちよく歌わせていただきました」とし、「しつこくカムイ岬を2回言っていますけど、あれも1つの作戦なので!」。さらに、「ミュージックビデオも楽しみにしていたください」とアピールした。
○…細川たかし一門には杜このみ(36)彩青(23)田中あいみ(25)の3人が所属。中でも田中は「今、非常に乗っている」とした。6枚目シングル「NAZO with 木梨憲武・所ジョージ」が話題。「狙っているのは紅白だと思いますけど、今年が最高のチャンスじゃないかと私は思います」。
◆細川たかし(ほそかわ・たかし) 1950年(昭25)6月15日生まれ、北海道出身。75年に「心残り」でデビュー。その後、「北酒場」「矢切の渡し」「浪花節だよ人生は」で日本レコード大賞最優秀歌唱賞受賞で3冠達成。NHK紅白歌合戦は40回出場。今年5月、芸道50周年記念曲第1弾「津軽泣かせ節」を発売。



