上方漫才協会の中田カウス会長(76)が1日、大阪市のよしもと漫才劇場で「よしもと漫才劇場11周年記念&森ノ宮よしもと漫才劇場5周年記念」記者会見に出席した。

両劇場は、吉本の若手漫才師が芸を磨く場として作られた。M-1王者の霜降り明星やミルクボーイら多くの若手が育っていった。

カウスはコロナ禍もあった中で、「10~11年で43組を東京へ送り込んだ。来年も数組行くと思う。若手が頑張った」と実績を高く評価。配信など表現の場が多様化する中で、「対面が大事。元に戻るところは戻り、進化するところは前に進む」と劇場の重要性を強調した。「新しい若手、見たこともない芸人が出てくる水源地はNSC(吉本総合芸術学院)。あそこが吉本の命」と話し、NSCを卒業後に競争し、腕を磨く場として漫才劇場の存在の大きさを力説した。

26年1月12日に「第11回上方漫才協会大賞」をなんばグランド花月で開催することも発表。「たくさんの売れっ子が育っていった。若い子のネタの作り方も進化している」とした上で、「見せる仕事ですから、ネタだけじゃなく舞台袖からマイクに来るまでが勝負。出てきた時の印象が大事。今は全員が『お前』という。僕は相方に『お前』と言ったことは1度もない。それはだべってるだけ。漫才のしゃべりはもっと品がある。そういうことを教えていかなあかん。最後に残るのは品。(夢路)いとし(喜味)こいし師匠もそうでした」と若手に“金言”を送っていた。