名取裕子(68)と船越英一郎(65)が19日、都内で「2時間サスペンス THE MOVIEシリーズ」制作発表会見に出席した。

昭和から平成にかけて、民放各局でおなじみだった2時間サスペンスドラマを映画館で届ける企画。統括のホリプロ菅井敦社長は「テレビ局が視聴者のターゲットを絞っていく中で徐々に枠がなくなったが、お客さんがいなくなったわけではない。携帯電話もパソコンもAIもない状況で作られた作品を再放送しているだけでは衰退してしまう」と、2時間サスペンスの火を消さないために劇場版シリーズを立ち上げた。

第1弾は名取とお笑いタレントの友近(52)が「テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル」(白川士監督、2月6日公開)でダブル主演を務める。歴代最高売り上げを誇るレジェンドナビゲーター・青池春香(名取)が、実演販売女王・長野吉江(友近)とバディを組んで殺人事件の核心に迫る。

名取は「大好きな友近さんがバディを組んでくださるということで。マジ? 友近さんとできるならやりた~いと思って」と歓迎。YouTubeで「友近サスペンス劇場」として、2時間サスペンスのオマージュもしている友近は「夢のような企画に参加できてうれしい。ツッコミどころもシリアスなところもあるので、たっぷり楽しんでいただけたら」。定番の崖のシーンもある。

名取は“女優・友近”について「本当にまじめで、現場でものすごく静か。楽屋に入ったらシーンとして台本を読んでらっしゃる。口数も少なくてびっくりしました」と、集中力をたたえた。一方の友近は「実演販売のシーンが緊張してて。私もはっちゃけたいんですけど、それでせりふが入らなかったら迷惑かけちゃう。名取さんがうらやましかったです。ずっとおしゃべりしてらっしゃる」。場を明るく盛り上げながら、本番ではせりふが完璧に入っている名女優へのリスペクトが止まらなかった。

完成披露も行い、名取は「いろんなパロディーもやらせていただいて楽しかった」と撮影を振り返る。公開を前に「泣いて笑って手に汗握って、ゆったりしながらまったり楽しめる。スローライフを楽しむという部分でも、2時間サスペンスは絶対残っていってほしい。お買い物をして一息ついて、すてきな映画館で見るのもいい」と話した。

既に第2弾の制作も決定している。主演する「サスペンスの帝王」こと船越がサプライズ登場。船越は「2時間サスペンスは大きく分けると2つ、作品の主軸があった。1つは素人探偵が事件の真相に迫る。もう1つは刑事さん、警察のスペシャリストが難事件に挑む本格サスペンス。私は後者のほうをやらせていただく。刑事ドラマになることだけはお伝えできると思います。お楽しみいただければ」と予告した。