NHK大阪放送局の局長定例会見が22日、大阪市の同局で行われ、この日告示された大阪府の吉村洋文知事の辞職に伴う出直し知事選(2月8日投開票)の報道について言及した。

平匠子(しょうこ)局長は、27日に公示される衆院選と合わせ、「情報が出るたびに1日単位で世の中の空気、受け止め方の空気が変わるのではないかと個人的に推察している。有権者の皆さまにとって判断材料になる情報を提供できるよう、またSNS上で氾濫する情報のファクトチェックの強化も含めて、より分かりやすく、迅速に公平公正で確かな情報をお届けできるよう取り組む」と語った。

府知事選の投開票は衆院選と同日の2月8日となっており、選挙戦に5日間の差がある。

公職選挙法では候補の届け日前の選挙運動を「事前運動」として規制している。日本維新の会は衆院選の公約として、東京一極集中を変える「副首都構想」を掲げたが、吉村氏は出直し選に臨むにあたり、「副首都にふさわしい、成長する大阪の都構想の設計図作りをさせていただきたい」と話しており、内容がかぶる可能性もある。

NHKは選挙戦の際、候補者の発言に秒単位で気を使うなど報道の公平性に気を使っている。衆院選公示までの府知事選の報道について、同局の赤岩勇二副局長は「公平公正で視聴者の皆さまに確かな情報を伝える。その観点から、どういう内容で伝えていくかを決めていく。現場の内容に細かく口を出すのは控えているが、現場の記者がしっかり考えて視聴者の皆さんに疑問を与えるようなことがないようにしっかり講じていきたい」と説明した。