北島三郎(78)が、後輩たちを激励した。17日、都内で行われた「第51回平成26年度日本クラウンヒット賞贈呈式」に出席した。

 美川憲一(68)ら同社所属歌手31組が出席する中、受賞者代表としてあいさつした。「ついでに1つ、辛口を言わせてもらうと、私が50回で紅白歌合戦を卒業してから、昨年は日本クラウンからの歌い手は誰も出られなかった。非常に悔しく思います」と訴えた。「紅白は大舞台。やはり、メジャーでないといけない。マイナーな舞台だけではダメなんです。作曲家、作詞家の方々のお力も借りながら、みなさん、頑張りましょう」と激励した。

 これを受けて美川は「身が引き締まる思いです。私も、26回出ているけど、寂しい。デビューから50年、いろいろあったけど、諦めないでやっていきたい」と話した。

 授賞式後、北島と美川が取材に応じていると、アイドルグループprediaのメンバーらも乱入し、「芸能界で長生きするにはどうしたらいいですか」とアドバイスを求めた。北島は「人に好かれることが大事。そして、仲間が1日10歩歩いたら、自分は11歩歩いて、10歩しか歩いていないような顔をしていればいい。それを続けていれば1年間で365歩の差が出るから」と身ぶり手ぶりで説明。

 美川は「何事にも謙虚でいること。スタッフからもかわいがられること。私みたいにしぶとく頑張るのよ」と笑いかけた。