88年に漫画、アニメなど多メディア展開し、人気を呼んだ「機動警察パトレイバー」の実写版「THE

 NEXT

 GENERATION-PATLABOR-」(押井守監督)の製作発表が25日、千葉県内で行われた。作品はアニメや漫画で描かれた警視庁特科車両(特車)2課パトロールレイバー中隊の、3代目を描く完全新作となる。約10分の0話と、1話48分の12話を全7章立てにしたシリーズを、イベント上映の形で来年4月から東京・新宿ピカデリーなど全国で順次上映する。そして15年に長編映画を製作し、全国で公開する。

 この日は主演の歌手で女優の真野恵里菜(22)や福士誠治(30)太田莉菜(25)声優で俳優の千葉繁(59)筧利夫(51)と押井守監督(62)が出席した。押井監督は「ネットで(情報が)飛び交っておりますが、僕は働いております。シリーズと映画の監督をしております」とあいさつ。真野は「『パトレイバー』は、私が生まれる前から誕生して愛されている作品。最初は不安でしたが、縁だと思って体当たりで頑張ります」と意気込んだ。

 「機動警察パトレイバー」は、漫画家ゆうきまさみ氏が週刊少年サンデーで88年から94年まで連載しコミックス全22巻を刊行。アニメは押井守監督がオリジナル・ビデオ・アニメーション(OVA)を88年から89年まで7話、制作し、同7月には劇場版「機動警察パトレイバー

 the

 Movie」も公開。同10月から90年9月まで、日本テレビ系でもアニメが全47話、放送された。そして93年8月には押井監督が「機動警察パトレイバー2

 the

 Movie」、02年3月には「WX3

 機動警察パトレイバー」(高山文彦総監督)と、2本のアニメ映画が製作、公開された。