俳優綾野剛(32)が3日、都内で行われた主演映画「そこのみにて光り輝く」(4月19日公開、呉美保監督)の完成披露試写会に出席した。

 北の町を舞台に目的もなくすごしている男と、売春で生計を立てている女と、その弟の生き様を描く。

 綾野は「脚本に風が吹いていた。3行読んで、やりたいと思った。挑戦できる作品。こういう映画が1本あってもいい。残っていく作品になってくれれば」。

 体を売って家族を支える女を演じた池脇千鶴は「台本を読んで共感した。それを感じたときに、難しくないと思った」。池脇の弟役を演じた菅田将暉は「剛君は、最初に会った時から『タメ口でいいよ』と言ってくれた。目線を同じにして、コミュニケーションを取ろうとしてくれた」と笑顔を見せた。