合成麻薬MDMAを飲んだとして麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された押尾学被告(31)の弁護人が26日、東京地裁に保釈申請をしたが、結論は27日以降に持ち越しとなった。押尾被告の弁護人は保釈申請について「守秘義務がありますので何も答えられません」とだけ話した。

 押尾被告は東京・六本木ヒルズのマンションの一室で2日ごろ、MDMAの錠剤若干量を飲んだとして24日に起訴された。「違法なものと知っていた」と起訴内容を認めているという。

 この部屋に一緒にいて死亡した女性(31)の異変に気付いてから119番通報まで約3時間かかっていたことも判明しており、警視庁や東京地検は押尾被告の当時の行動について引き続き捜査を行っている。東京地検はこの日、女性の死因についてまだ解明されていないとして、保釈申請について異議を申し立てた。

 [2009年8月27日8時20分

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