前立腺がんと世界一周アースマラソンの続行を表明した間寛平(60)が15日午前8時すぎ(日本時間同日午後3時すぎ)、トルコ・アンカラ近郊のララハンからマラソンを再スタートし、20・1キロを3時間4分で走った。スタート時は気温3度と寒い朝だったが、公式ブログには、両手を上げる写真がアップされ、電話や映像で生出演したテレビ番組では「絶好調です。悩んでる自分に勝て!」。さらに「チャッチャマンボ」「誰がエテ公やねん」など、持ちギャグを披露して元気な様子を見せた。

 検査や休養などで、走るのは昨年12月31日以来。1日50キロ以上走ってきたが、この日は体を慣らすために距離を抑えたが、スタートと同じように両手を上げてゴール。スタッフはブログに、寛平が「足がいい感じに重たーくなってきたで!」と話したと書き込んだ。さらに「(1日)50キロ走る足が戻ってきた。また日本へ向けて走り始めました」と初日の印象を報告した。また、この日は妻光代さん(51)と長女美代さん(31)の誕生日。記念日にうれしい再出発となった。

 経口薬と注射によるホルモン治療を選択した寛平は、前日朝から薬を飲み始めた。今後の治療予定は薬を服用して8日目、84日目に注射を打ち、その後も定期的に注射をしていく。日本テレビ系「スッキリ!!」では「イスタンブールかアンカラに戻って、おなかに注射打つんですよ」と説明した。関係者によると、現地に戻る交通手段は航空機か車という。今冬から来春にかけてゴール予定だが「このままいったら10月の頭くらい、もうちょっと頑張ったら9月の終わりかな」と、早くも意気込んでいる。

 [2010年1月16日8時8分

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