天才少年ギタリスト、宮沢佑門(10)が、82年に飛行機事故で亡くなった伝説のギタリスト、ランディ・ローズさん(享年25)の追悼公演にゲスト出演する。

 出演するのは、18日に東京・新宿区のHOLIDAY

 SHINJUKU、19日に名古屋市のHOLIDAY

 NAGOYAで行われる2公演。ランディさんの兄、ケリー・ローズ(58)らとステージに立つ。

 ランディさんのファンを公言する宮沢は、縁ある人々との共演を「今から楽しみ」と心待ちにしている。8歳だった08年8月、「世界最年少プロギタリスト」としてギネスブックに認定された。昨年は宮沢がランディさんとともに師と仰ぐ名ボーカリスト、オジー・オズボーンのライブにゲスト出演。131センチの身長と同じぐらい大きなギターを抱えて、大人顔負けのテクニックを披露。観客をうならせた。今でもクリスマスカードを交換するオズボーンについては「やさしかった。コウモリを食べた人には見えないよ」と素直に話した。

 ギターの練習は「1日に1時間ぐらい」。油絵を習ったり歴史に興味を持つなど、趣味は多彩で好きな武将は徳川家康。「名古屋城も岡崎城に行ったよ。(NHK大河ドラマ)『天地人』の舞台になった新潟や姫路城もね」。歴女ならぬ歴少年ぶりを披露した。将来の夢は「まだ決めてないけど、ギタリストと医者と歴史評論家かな」。天才少年の可能性は、ギターだけではなさそうだ。

 [2010年3月15日9時28分

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