47都道府県の魅力度を探る地域ブランド調査2018が15日、発表され、茨城県が6年連続9度目の最下位となった。

茨城県は今年4月、部局を横断した組織「営業戦略部」を立ち上げ、県を挙げてアピールしてきただけにがっくり。大井川和彦知事は「6年連続で47位になってしまったことは非常に残念に思っております。調査結果について真摯(しんし)に受け止めながらも、これに振り回されることなく、本県の魅力を訴えていくことが重要であると考えております。今後は新たな発想や切り口で魅力の発掘を行うとともに、ネットメディアを活用した海外での話題づくりなどにも取り組みながら、本県の多様な魅力を国内外に発信してまいります」とコメントを発表した。

調査にあたるブランド総合研究所の田中章雄さんは「頑張っているが実を結んでいない。『ドラマや映画、アニメなどを通じた情報接触』が昨年の6位から28位へと大きく低下した。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』が終わり、それに代わる情報の発信がなかったことがマイナス要因となった。稀勢の里の休場が続いたことも影響しているかもしれない」と分析する。

1位は10年連続で北海道。岩手県が昨年の34位タイから26位、福島県が34位タイから27位、山形県が38位から30位と、東北3県が躍進した。