東京都新宿区信濃町の都道で29日午前、歌手山本リンダと楽天の三木谷浩史会長兼社長がそれぞれ乗った車同士が接触事故を起こしていたことが30日、分かった。いずれの車も運転していたのは運転手で、けが人はなかった。

リンダの所属事務所は、日刊スポーツの取材に「事故があったことは事実です」と認めた。同事務所によると、リンダのマネジャーが運転する車が何かに衝突し、左前方のミラーの破損に気が付いたという。側道には数台の車が止まっていたため、停車できる場所に車を一時止め、運転手が戻って確認したところ、接触の状況が分からず、リンダの仕事もあったため、その場を離れたという。

その後、警察から連絡があり、代理人を通じて対応しているという。同事務所は「こちらの過失なので、誠意を持って対応させていただきます」とコメント。マネジャーやリンダにけがはないが、リンダも「誠意を持って対応するように」と言っているという。

楽天広報によると、午前10時ごろ、三木谷氏の自家用車が停車していたところ、リンダの車が三木谷氏の自家用車の右ミラーあたりに接触した。接触の影響か、リンダの車の一部部品が接触現場に落ちたという。三木谷氏は後部座席に乗っていたが、三木谷氏と運転手にけがはなかった。三木谷氏の運転手は、接触した車が戻ってくるのを5分ほど待ったが現れなかったため、通報した。

楽天広報は「警察の捜査にお任せしており、先方がリンダさんの車だったと報道で初めて知りました」とコメントしている。