8月14日に従業員のストライキで業務が停止し、9月24日の通常営業再開までストが続いた東北道・佐野サービスエリア(SA=栃木県佐野市)上り線で8日、運営会社「ケイセイ・フーズ」の労働組合側が午前7時から8時までレストランの時限ストに踏み切った。ただ会社側が代替要員を送る“スト破り”で対抗し、通常営業が行われたため事実上、失敗に終わった。

労組の加藤正樹執行委員長は今後のストの可能性について、7日に厚労省で開いた会見で示した「継続ありきではない」と語った方針を「維持する方向です」と説明。一方で、7日の会見後に募り始めた寄付の目的について、会社側が組合役員への損害賠償請求など複数の訴訟の可能性を示したことに対し、裁判や弁護士の費用に充てる可能性を示唆。「話して分からない相手に何もしないわけにはいかない」と語った。