嵐の二宮和也(36)が12日に結婚を発表したことを受け、嵐ファンの聖地として知られる神戸市内の二宮神社の山西乙平宮司(82)が13日、祝福の言葉とこの日の神社の様子を語った。

山西宮司は「おめでたい。結婚したら人間はひとまわり大きくなるでしょうね。まだまだ伸びるんと違いますか」と祝福した。

神社の結婚の反響は「いつも通りです」と話し、参拝者は午前と午後それぞれ20人ほどだったという。

二宮神社は嵐のカラーと同じ5色のお守りが有名。「(もともとは)袋のお守り(の色)が3種類だった。赤、青、黄色だったかな。お参りする人が『なんで2人はいないの?』ということで、それから5色になりました」と、ファンの力で5色のお守りになったことを明かした。

二宮のカラーは黄色。山西宮司は「今日も黄色のお守りはいくつか出たんじゃないですかね。絵馬は5~6枚で、『コンサートのチケットが当たりますように』とかね」。販売所によると、「お守りはコンサート前とか嵐の誕生日前が多いです。今日は6組の女性の親子連れがグッズを持って来ました」と話した。

参拝客のほとんどが女性で、若い人もいるが、50代が目立つという。山西宮司は「今日も50代のファンが北海道のコンサートに向けてやって来た。結婚おめでとうって話していた」と明かした。

聖地として有名になった時期について、山西宮司は「だいたい10年近いんかな。嵐で有名になってから、この10年で参拝者は20倍近いかもしれない」と話した。有名になった理由は「なんでかな。ちらっと聞いたのは二宮くんが『二宮神社』って書いたお守りを持っていて、白っぽい銀っぽい同じようなお守りがうちにあった」と説明。「うちとしては宣伝してない。誰が言い出したんだろう」と不思議がった。

この日、お参りに来ていた神戸市在住の坂本美幸さんは二宮の大ファン。「子どもが大きくなって引っ越しを考えていて『近くがいい』ってなりました」と、今年8月に神社の近くに引っ越ししてきたという。ツアーの当選祈願や「今年もニノに会えますように」と月に1回お参りにきているという。

結婚のニュースに「活動休止もあったし、熱愛のうわさもあったけど、まさかこのタイミングで…」。二宮が婚姻届を出したのは12日だが、「昔、ポッキーのCMに出ていたからこのタイミングなのかな」と、ポッキーの日とされる11月11日近くの結婚に想像を膨らませた。絵馬には「結婚おめでとう」と書いて奉納した。