小泉進次郎環境相は7日、今年最初の閣議後会見で、英タイムズ紙から「今年注目すべき20人」の1人に選ばれる一方で、真価が問われる1年になると指摘を受けたことの感想を問われて「今年に限ったことではなく、政治家として、真価は常に問われている。今年も変わらず、しっかり実行の年、結果が出せる年にしたい」と、気を引き締めるように述べた。

影響力がある高級紙タイムズからの選出に「私が国際社会に発信していることが届いている1つの例だ。世界によく知られた媒体から注目されていることは、大変ありがたい」とも語った、「こういう形で、日本は国際社会の中で、政治や政治家のプレゼンス(存在感)が当然になるような未来をつくれる国だと思う。私に限らず、より日本に注目してもらえるような発信を続けたい」と、自身をきっかけに日本の政治家への注目を広げることへの意欲も示した。

年頭に当たっての抱負にも言及。昨年の就任後、さまざまな国際会議に出席し、「環境外交」に力を入れてきたと自負を示した上で「日本の存在感を、環境外交の観点から高めてきた。さまざまな場での発信や演説で、世界に誇るべき日本の取り組みが、石炭火力への批判で覆われないように発信してきた。それを今後も続けたい」と、強調した。