第61期王位戦7番勝負を無傷の4連勝で制し、最年少の18歳1カ月で2冠となった藤井聡太2冠(18)が21日、第4局が行われた福岡市内で一夜明けの心境を語った。

藤井2冠との主な一問一答

-よく眠れましたか

藤井 そうですね。はい。

-王位を獲得した実感

藤井 王位戦は奨励会員のころ、タイトル戦の控室にうかがって、勉強させていただいたこともあった。そういった棋戦でタイトルを獲得できたのは感慨深い。

-改めて今後の目標は

藤井 実力を高めていくのが一番の目標です。近いところだと王将リーグが始まる。相手も非常に強い方ばかり。しっかり戦いたいと思います。

-対局が終わり、部屋で検討などは

藤井 部屋に戻ってから自分でも少し対局の振り返りはしていました。師匠(杉本昌隆八段)とも少し電話で話をしました。

-対局が終わり、将棋を考える時間はどれくらいだったですか

藤井 対局終わってから部屋に戻って1時間か少し、振り返りをしていた。

-1日目の封じ手は積極的な手だった。飛車を切るか、逃げるかの二択。積極的な手を選択したのはなぜ

藤井 どちらも難しいのかなという気がした。飛車がどの程度働くか見通しの立ちづらいところがあったので、本譜で飛車を切って、その後、飛車をこちらが取り返す形にもなりやすい。そういった順で勝負できるのかなと考えていた。

-家族や師匠にどんな報告を

藤井 家族や師匠も結果は知っていると思うので、改めて自分が報告という感じではなかった。ただ喜んでもらえたのかなと思います。

-今回の対局で着たエメラルドグリーンの羽織は師匠からの贈り物だった

藤井 今回の対局で師匠からいただいた羽織を対局で初めて着用しました。鮮やかな色で身の引き締まる思いがした。その中で結果的に勝利できたのは非常によかった。

-和服での対局はやりやすい

藤井 和服で対局するのは、長い持ち時間では棋聖戦と王位戦が初めてだった。和服に関しては快適に不自由なくできたのかなと思います。

-2日制、8時間は長かったか、短かったか

藤井 持ち時間8時間というのは自分にとって初めてだった。実際指してみると、それでもまだまだ考える時間が足りないのかなと思った。改めて将棋の奥深さを感じるところはありました。

-これから先、タイトルを増やすことについて

藤井 まだまだ実力を高めなければいけない。王位戦で新たに見つかった課題もある。そういったところも高めて、上を目指していければいいのかなと思います。

-昨夜は何時に就寝しましたか

藤井 寝たのは午前0時ごろ。起きたのは午前6時半ぐらいだと思います。

-けっこう早めに寝た

藤井 (1日目の)封じ手の日は午後10時ぐらいに寝ていたので、早めという感じではなかったです。

-激しい封じ手だったが、午後10時には寝ていた

藤井 早く寝るようにと心掛けていたので(笑い)。

-長いタイトル戦が一区切り。自宅に帰ってやりたいことありますか

藤井 AbemaTVトーナメントの決勝もある。まずはそちらです。家に帰ってから、昨日の対局についてじっくり振り返れればと思います。

-将棋以外ではやりたいことは

藤井 落ち着いたらパソコンを1台、組みたいなと思います。

-休み数日取れたらやりたいこと

藤井 今は新型コロナウイルスもあるので少し難しいですが、落ち着いたら旅行にでも行きたいなと思います。

-自分へのご褒美は

藤井 王位、棋聖を獲得できたのが、自分にとって思った以上に、この上ない結果だった。自分でご褒美というのはあまり考えていません。